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記憶力を上げるなら絵を描きながら覚えよう

描いて覚える

長い人生の中では、「記憶」をしなければいけない出来事が何度か起こります。
学生時代はテスト対策、社会人になってからは業務に必要な知識や取引先の名前など、日常生活でも何かしら覚えなければいけないことが出てくるものですよね。
昔から記憶が得意ではなかった私も色々苦労しましたが、ある方法を試したら記憶量がグッと良くなりました。その方法を紹介していきますので、記憶力にお悩みの方、必見です。

記憶力について

記憶力を上げる方法を説明する前にまず、どういう仕組みで人が情報を記憶しているのか、簡単に説明します。
記憶には大きく分けて2段階あり、一時的に情報を覚えておく「短期記憶」と、長期的に覚えておく「長期記憶」と呼ばれています。パソコンに例えると、メモ帳などに書いた文章が短期記憶で、書いた内容は何かしない限り残っていますが、突然パソコンの電源を切ったりすると消えてしまいます。対して長期記憶は、メモ帳に書いた情報を「保存」した状態で、保存したファイルを開くたびに書いてあった情報を表示できます。
人間の場合は、たとえば買い物に行くまでに買うものリストを覚えておくのが短期記憶で、買い物を終えたり別のことをしていてうっかり忘れてしまったりして、消えていってしまうものです。大抵の場合短期記憶は消えても問題ないので、「記憶力」として必要なのは長期記憶の方、ということになりますね。

記憶量を増やすドローイング効果について

いきなり記憶力を強化しようと思っても中々難しいものです。それなりにトレーニングを積む必要があったりするので、手軽とはいえません。
そこで、記憶力ではなく記憶量を増やす「ドローイング効果」について紹介しようと思います。脳の性能が上がって記憶力が良くなる、というわけではありませんが、覚えたいことを覚えやすく残りやすくなるので、結果的に記憶力アップに繋がります。
ドローイング効果とは、記憶したいことを文字で書くのではなく、絵や図で描く=ドローイングすることで記憶量が増える効果のことをいいます。絵や図を描くことについては上手い下手は関係なく、とにかく描くことが重要です。特別なことは必要なく、手軽に始められるのでおすすめです。

ドローイング効果を利用した記憶力アップにおすすめの解説本

バラバラの単語を暗記するのではなく、歴史やそれぞれに関係性のある物事を記憶するには、マインドマップと呼ばれる思考ツールがおすすめです。
マインドマップの解説本は、生みの親であるトニー・ブザン氏著『マインドマップ 最強の教科書』がおすすめ。マインドマップを使うと記憶力がアップするだけでなく、新しいアイデアを思いつきやすくなる効果も期待できるので、ぜひ活用してみてください。